今回取り上げる話題
【塾×テクノロジー】EdTechの本質は、「人」だ。
──そら塾が始まったのは、コロナ禍第一波の2020年6月1日。約1年間で順調に生徒数を伸ばしているとのことですが、その理由をどう分析していますか。 コロナ禍による「対面の塾に行きたくない」という...
気になった点、賛同する点として以下2点をあげる。
- 講師が人として寄り添い、勉強は楽しいとモチベートし続ける
- 教育は、どこまで行っても人が人を教えるところに本質
記事を読んで、以前拝聴したシンポジウムを思い出した。
SIP学習支援シンポジウム「Ed-AIへの挑戦」
これは、内閣府「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第 2 期/ビッグデータ・AIを活用したサイバー空間基盤技術」(管理法人:NEDO)の取組の一環としてのシンポジウムである。
「ヒューマン・インタラクション基盤技術」の応用先の一つとして教育分野を設定し、学校におけるスタディ・ログの集積とそれらを基にしたAIの研究開発を通じて学習効果の向上を図る研究を実施
https://www.nedo.go.jp/events/CD_100134.html
本シンポジウムでは、「教える」「教えられる」の過程におけるAIの効果・可能性について学習実践に基づく報告がされ、また、AIを用いた学習者に最適化された学習「Ed-AI」の実現に向けた議論が行われた。各報告に先立ち、講演された安西祐一郎氏のお話の中で科学技術やデータサイエンスの教育への応用について、「Ed-AIの挑戦」として以下の点を挙げられていた。
- 「教育のデジタル革命」への2周遅れを取り戻す
- 学習者が何を目がけて、どういうふうに変わりたいか、それをサポートする技術が何であるかをはっきりさせることが大事
- 全国の共通的な学びはもちろん重要。それに加えて個の学びも大事
1点目について補足てすると、コロナ禍で浮き彫りになったデジタル化の遅れを1周目とし、その次のステップとしてAI技術をどう活かすか、どういうAI技術を開発するかが大事であり、日本はまだ遅れているとのこと。そして、Ed-AIは個の学びにフォーカスしているとのこと。
記事にある人が人を教えることには賛同しつつも、個の学びのためのAI(あるいは科学技術全般)の活用の促進を個人的には推したい。
例えば、自分の能力を自分で知るということは一つ大事であるが、学習ログの収集から分析、学習方法の提案なんかは機械(AI)が得意な領域ではないだろうか。
学習者の目的の達成をピンポイントで補助するような技術の開発・活用に期待したい。
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